背中を温めてください

自律神経の乱れとか気圧の変化とかコロナで自粛の影響とかいろいろ要因はあるけれど体調が悪い時は「背中を温めてください」と伝えています。目に見えないもの、ことが体に及ぼす影響ってたくさんあります･･･目に見えるものがすべてじゃないし、神経も気圧もコロナ（ウイルス）も目に見えないですからね。

脳の病気じゃないんですか？

右の手足がしびれるという20代の女性が脳外科外来にやってきました。若いのに脳外科？と思いきいてみると、脳梗塞や脳腫瘍を心配されていた様子で「脳の病気じゃないんですか？」との驚いた様子･･･その後、診察を受けMRIをとり脳の病気でわないことが証明されました。
しかし！しびれがとれたわけではありません。さらによくよく話を聞くと「湯船につかっていない」ことがわかりました。体が冷えて体調を崩していることが予測されます。体（特に背中）を温めてくださいと伝え帰宅されました。

髄膜種のオペ後、頭が痛い･･･

髄膜種の手術を受けたことのある40代の女性が脳外科外来にやってきました。脳の検査をしましたが、問題ありませんでした。致命的な問題がないかどうかは見てもらう必要があるとは思いますが、検査をしても分からない、問題ないというとなるとどうすればよいのでしょうか･･･
とりあえず今すぐできることは、体や背中を温めることです。手術の後の痛みや違和感は、術後の副作用でもあります。手術をすれば、正常な組織にも傷がつきますから、その組織のケアも必要ということです。
病院では、治療をしたら終わりという考え方ですから、その後のフォローは自分でしてゆかなければなりません。手術の後の違和感や痛みは、時間がたっていることが多いので、慢性的な痛みと考えられるので、これに対して有効なことは、温めて血流をよくすることです。手術の傷が治って終わりでわなく、そのあとは、手術によって傷ついた正常な組織のケアが大切ということです。