つま先立ち運動とフットケアの関係

おばあさん

足が痛くなっちゃって…

半年ぶりにフットケアにいらした80代の女性・・・足をみさせていただくと以前から足裏前足部にあったウオノメタコが、反対の足の裏にもできていました。話を聞いてみると、今は両足の股関節も痛みがあるとのこと。歳だから仕方ないのかしらねぇ・・・そんなありがちな言葉が聞かれました。

原因を探してみる・・・

ほとんど出かけることはなく自宅で過ごすことが多いという80代の女性・・・半年前になかったウオノメタコができてしまうのは、なんか原因があるはずなんだけど・・・と、いろいろ聞いてみても、自分は悪いことはしていないのに、なぜ?という感じ。足が悪くなる原因は、自分の生活習慣の中にあることが多いのですが、なかなか思いあたることが見つかりませんでした。

よいと思っていたことが、原因だった!

足の骨の模型を使いながら、足の指に力を入れるような動作をしていませんか?と、聞いてみると、台所で料理をしながら、つま先立ち運動をしている、ということがわかりました。つま先立ち運動は、よい生活習慣として毎日、行っているそうですが、よいと思っていたことが、トラブルの原因になっていたようです。さらに、足の裏にウオノメタコができた状態でつま先立ち運動を行ったことで股関節にも痛みが生じるようになってしまったことも考えられます。

原因は、自分が一番よく知っている

つま先立ち運動は、ふくらはぎの筋肉を動かすことでむくみや血流障害を改善するなどの効果がありますが、やり方ややりすぎることでトラブルを生じることがあるので、注意が必要です。足のトラブルだけでなく、体の不良や病気も含めて、問題が生じた原因はなんなのか?を、自分で考えたり、調べたりして体調管理することが大切です。原因は、自分が一番よく知っているはずなのです。それでも、わからないまま症状が悪くなってしまったりやこれでよいのか答え合わせをする方法として、専門家に相談することも大切です。