巻き爪と脳梗塞の関係

歩行

病気と足のトラブルはとても関係が深いです。病気になったことで予測される足のトラブルという感じです。病気になると元気な時のように動くことが困難になり、筋力が低下することで足のトラブルが生じることがあります。さらに、病気による身体の障害によって足のトラブルが発生しやすくなります。

病気と足のトラブルとは・・・

脳梗塞で半身麻痺になった方が、リハビリをがんばって歩行器を使って歩けるようになりました。やっと歩けるになった頃、麻痺している側と反対側の足の親指に痛みを感じるようになりました(これが、予測されるトラブルの一つです)。麻痺している側の足は思うように体を支えることができないために、麻痺していない側の足で体を支えて歩くようなバランスになります。そして、足の親指は体を支えるために一番力が入る部分でもあります。すると、この部分に負担がかかり爪の変形が起こり、痛みを感じるようになります。このままだと、やっと歩けるようになったのに、爪が痛いことで歩けなくなってしまうこともあります。また、巻き爪が皮膚を傷つけて炎症を起こしてしまうこともあります。この方は、痛みを感じてすぐにケアすることができたため、爪周囲の皮膚のトラブルもなく、ケアしたその日に痛みがなくなり、スムーズに歩けるようになりました。そして、自宅に退院できることも決まりました。いろいろとよいことが続きました。

定期的なフットケアも大切です

とてもタイミングよくフットケアができたので、足の爪の痛みはすぐに改善しました。しかし、脳梗塞の半身麻痺による体のバランスの左右差はこれからも続きます。ケアが終わった後「また爪が痛くならないように、フットケアを続けたい」と言われました。その通り・・・予測されるトラブルをおこさず日常生活を快適に送るために、定期的なフットケアで予防してゆくことが大切です。