いつも悩みを抱えている意味

悲しい

悩みは、隠された怒りや不安

なぜ悩んでいるのか?を具体的に聞いてみると、悩みでなく「怒り」であることがわかってきます。例えば「子供が不登校で困っている」と悩んでいる人の話を具体的に聞いてみると、子供のことを心配しているのではなく、なんで学校に行かないのか?!と、自分の考えていることと異なる行動をとる子供に対して「怒り」の感情を抱いていることがわかってきます。そうなると、不登校で困っているのではなく、不登校の子どもに対して、怒りを覚えている自分に気づき、悩みではないことがわかってきます。

悩みは、成長と退行のぶつかり合い

成長するときには、不安とリスクを伴い、生きてゆくなかで避けられないものです。なので、これを意識的に乗り越えてゆくことで、楽になったり、幸せな気持ちで過ごせるようになります。生きてゆくというのはこの繰り返しです。

退行の意味を調べると「未熟な状態へ戻ること」とあります。いつも悩みを抱えている人は、今のまま不満を抱えていた方が、今のまま変わる必要がない=「楽」なのです。変わるの、めんどくさいからこのままでいいや、未熟なままでいいや・・・という状況です。

成長か退行か、どっちにする?

悩みがあるということは、成長の兆しです。悩み=このままじゃいけない・・・ことに気付いているということですから、今は悩みを持ち続けてるけど、チャンスをみて成長するよ!という次の一歩を踏み出そうとする準備という意味でもあります。「変わる→成長」「悩み続ける→退行」かどちらを選択肢するかは、他人が決めることはできません。自分で決めなければいけません。